滝とキャンプと。

スーパーカブ110Pro(JA10)で、全国の滝を巡ったり、キャンプしたり、香川でうどん食べたりしてます。2020年3月より、ナチュログからの移行期間として同じ記事をUP中。記事内のリンクはナチュログに飛びますのでご了承下さい、いずれ直します。

兵庫北部の滝巡り 2日目 霧ヶ滝(リタイア)

1日目からの続き)

2014.4.27


7:10起床。

昨日炊いた飯、火力が弱かったのか芯が残ってて参った。
残りをおにぎりにして持っていこうと思ってたけど中止!



明日から天気が下り坂らしいので、ラスボスをさっさと片付けることにしました。




上山高原方面へ入って、霧ヶ滝渓谷の入り口へ。
この辺り、駐車スペースが無いので100mほど手前の駐車帯に停めます。





※入口から100mほど進んだ所にも、車4、5台は停められる駐車帯がありました。
 車の人は奥をオススメします。



目当ては渓谷の名前にもなっている、霧ヶ滝!
2.4km、地元のパンフ等によれば片道80分コースです。




10:10スタート。残雪があるから、無理せず行きましょ。




序盤はピクニックです。危険箇所にはロープが張ってあります。






10:37、残り1400m。




しばらく進むと・・・

!?



※写真では伝わりませんが、水位は膝上まであり、踏ん張らないと軽く流されます。


浅そうなポイントを探し、行けそうな目処がつきました。
カメラ・財布・携帯はクルクル袋に入れます。




ふ~




自作フェルト靴底の初めての出番でしたが、無かったら多分リタイアしてました。
休憩入れて、この川渡るのに30分のロス。




少し進むと変形した橋があるので、渡ります。
体感的には、ここまでは楽勝です。軽装なら30分で来れそう。




渡りきったところで、標識が無く困った。
川沿いには人間が行けそうなルートは無いし・・・
やっぱりこの山をジグ切って行くのかな・・・




と思ってたところに、オッサンが釣竿を持って下りてきました。

「こんにちは。滝はここを巻いていくんですよね?」
「そやでー。残雪多いから気ぃつけてな」


よく見たら、こんなのがありました。これがジグザグ坂か。




登り始めてすぐ、残雪に埋もれた標識を発見。
あと1200m、ちょうど半分か。






この後、無駄に難しいコースを行ったらしく(後述します)、ヒーコラ言いながら進みます。
下手すると滑落するような箇所が続出なので、慎重に。




12:08、絹糸の滝を通過。どういう滝ではないので写真は無し。




最後の600mくらい?は川の右岸を歩いていくのですが・・・こんな感じです。
滑落して川にダイブしないよう、正規のルートからは相当外れた所を駆使して進んだと思います。




多分、このロープを頼りに進むはずなんだろうけど・・・雪渓に阻まれる。
けど頑張る。




14:00までに着かなかったら引き返さないと・・・と思いながら地道に進んでいると、
13:10に久しぶりの看板。




よっしゃ! あと少し! って・・・

!?




多分・・・ここから右に平坦な道が30mほどあって、そこから緩い上りで到着なんだろうが・・・
雪渓の厚さはは1mオーバーなので、縁を叩き壊しながら巻くのは無理。

杖2本で強行してもいいけど・・・ここまで2回も踏み抜いてヒヤッとしているし・・・
この傾斜をアイゼン無しで進むのは自殺行為。


でも、ここから見ても超豪瀑なのが分かるし・・・下調べで見た写真と全然違うぞ!




・・・

・・・。


今回は諦めましょう。


ここまで、ちょうど3時間。
難所は分かったし、道が整備されればコースタイムの80分で来れる。
ここで下半身を怪我したら詰むし、県外ナンバーの原付が停まったままだと
騒ぎになって迷惑をかけるのは必至。帰ろう。


うん、いい判断だ・・・そう言い聞かせながら、来た道を戻ります。
アドレナリンが出ているのか、あまり疲労感は無い。


で、帰りに見覚えの無い「あと1000m」の標識が。




あれ・・・? ここ、道が繋がってたのか・・・




※行きでは、枯れかけの沢を気合で登り、剥き出しの岩盤の横を
 草木を頼りに這い上がってクリアしました(赤矢印)。直進すれば難なく進めたようです・・・
 「これが話に聞いた難所かぁ!!」とか言いながら必死で登った自分の努力はいったい・・・(笑)





半分を過ぎ、もう難所は無いのでゆったりした気分で歩いていると、シャクナゲが目に入りました。
こんな綺麗に咲いているのに往路では気が付かなかったとは、気が変に高ぶってたのかな・・・






16:27、出発点に戻ってきました。そのうちリベンジしてやるからな!




本当は、この道を更に南下したところにある「猿壷(さるぼ)の滝」に行く予定だったのですが、
そんな体力は残っていません。さっさと帰りましょう。


帰り道、湯村温泉の「薬師湯」(¥400)に入ります。 カワサキか・・・




いいお湯だったんですが、町内の人は¥150とのことで、格差を感じずにはいられませんでした。
シャンプーやドライヤーも有料だし、地元民がメインのようです。


今日の晩酌は、ウインナーステーキ、鳥モモに、




ホッケ!






霧ヶ滝って、この時期に単独で行っちゃいけないのかもな・・・   ※絶対ダメです。




そうそう、脚長仕様の鹿番長を今回初めて持ってきたのですが、いい感じです。
椅子に座ったら、通常の高さだと低いんですよね・・・。




天気予報によれば、明日午前中は晴れる模様。
R482-R29-r37で大鹿滝を片付けよう・・・


続きます