滝とキャンプと。

スーパーカブ110Pro(JA10)で、全国の滝を巡ったり、キャンプしたり、香川でうどん食べたりしてます。2020年3月より、ナチュログからの移行期間として同じ記事をUP中。記事内のリンクはナチュログに飛びますのでご了承下さい、いずれ直します。

キャンプ用ナイフを求めて~ 安来刃物祭り(後編) @山陰の滝巡り7日目(1)

前の記事

2015.5.4


おはようございます。 7:30起床
降ったり止んだりの中、さっさと撤収します。



メインポールのショックコードを取っ払ったので、5本-3本で設営してみました。
以前よりも圧迫感が減った感じです。これで焚き火ができれば良かったのですが。




関連記事:【タープ】 ショックコードを外して快適さUP!




8:35出発。 お世話になりました!





予報通りに雨なら直帰するところでしたが、傘が要らない程度の小降りです。
せっかくなので、メインの通りをもう一度歩くことにしました。
この天気のためか、昨日の同じ時間帯よりも明らかに人が少ない。





「オッサン、おはよう」
「おっ、また来たか」
「昨日1本買って、今かなり熱冷めてるからな、少々の営業トークじゃ買わんよ」




「それはどうかな・・・」(暗黒微笑)








30分後。







いい買い物したな・・・仕上げの砥石もオマケしてくれたし・・・
ケースは勝手に抜け落ちないし、ウキウキですわ。











メンテナンスの事も一通り教えてもらったし、宣伝してくれと頼まれたので、宣伝します。


岡山県新見市にある、有限会社 武田刃物工場。(公式サイト) 職人兼営業の小林さん。
「還暦過ぎたってのに、片言の英会話で世界中に行かなきゃ食えないんだよ~」とボヤく、
笑顔が最高の親父さんです。

アウトドアナイフ作家として有名な故・高橋雅男氏と親交あったそうで、
「俺が死んだら道具は一切合財、小林さんとこに渡して欲しい」と言ってたとかナントカ。
全部引き継ぐのもアレなので、グラインダーだけ譲渡されたそうです。(遊んでるらしいけど・・)





昨日の某ダメな技術屋とは違って、引き出しの開け閉めが上手い。
相手が何を望んでるのか察する能力が凄い。これは外国人もオチますわ。



話している途中で、ブログ主の地元・岡山の工場だと気付きました。
主催者にテナント料を払ってるだろうし、無料キャンプ場を2泊使わせてもらったし、
安来と岡山の経済に貢献するならいいかな、と思った頃には
既にズボンから財布を取り出してました(笑)
堺やら関やら、自分に馴染みの無い地域からの出店だったら、パスしてたかもしれません。


3Dプリンターで簡単に料理が作れるようになったりすると、
彼らの技術もロストテクノロジー化するのかな・・・などと考えると
何とも言えない感情になります。


この記事を読んでくれている皆様へ。

100均のステンレス包丁に手を出したら、日本の優れた鍛冶職人の技術伝承が危うくなります。
そういった人は研いだりしないでしょうから、使い捨ては資源の無駄にもなります。
(ステンレスの質もたかが知れてるから、研いでも無駄でしょうけど)


ちょっと良い包丁で、自炊してください。

切れ味が落ちたな~、と思ったら、近場の金物屋さんで研いでもらって下さい。

全国の鍛冶職人からの、お願いです。(多分)





雨なら寄らなかったのにね。これも「縁」ってやつなのかな。

それじゃ、帰りますか。 と思った途端に雨が。
和気町の藤祭りに寄ろうと思ったけど、パスだな。


「京都 306km」っていう標識が見えた気がしたけど、気のせいでしょう。 いざ!





次回で完結です