滝とキャンプと。

スーパーカブ110Pro(JA10)で、全国の滝を巡ったり、キャンプしたり、香川でうどん食べたりしてます。2020年3月より、ナチュログからの移行期間として同じ記事をUP中。記事内のリンクはナチュログに飛びますのでご了承下さい、いずれ直します。

【富山グルメ】 糸庄(富山市) & 鱒寿司 2019富山うまいもんツアー5日目(1)

2019.9.19

 

おはようございます。 0:30起床
今日と明日は問題ないが、明後日からの嫌な予報は変わらず。




帰路に丸2日かかる事を考えたら、雨に降られながら帰るのは最後の1日だけにしたい。
氷見で回転寿司は絶対に食べたい(というか目的の1/3がコレ)ので、
富山駅で実家への土産を発送したら、氷見に移動しましょう




カメラバッグもコッヘルも無いから、積載に余裕あるわ。 白海老ポテチが入るな




9:55撤収。 お世話になりました! 素晴らしいキャンプ場でした






富山駅に向かう前に、腹ごしらえ。
北から来ると、TOTO売り場が目立ちすぎて看板が分かり難いわ。 通り過ぎたじゃねーか




11:30、糸庄(11:00-23:30、平日は15:30-17:00昼休みあり、火休)  食べログ








1971年創業、氷見うどんを使った鍋焼きうどんの老舗。
券売機→オバチャンがもぎるのだが、店内の慌しさからし
ネギ 毒を抜いてくれなどという個別要求をできる雰囲気じゃないね。
常連っぽい人が、生卵を(完成後に自分で入れるのではなく)先に入れて煮込んでくれ、
というのは見かけたが。 入店から15分待ち、着席して更に15分待ち。






コンロ13口がフル稼働。 煮込み担当の若いお兄さんが1人でテキパキと作り上げています。
ただ、目の前でオバチャンが袋麺状に固まった半生うどんを水でほぐすのを見ると萎える。





【富山のうまいもん その4】 もつ煮込みうどん(¥850)

富山市民のローカルフードらしい。



「鍋焼きにしても、切れなきゃいいんだろ?」 それ以上でも、それ以下でもない麺ですね。
もちろん氷見うどんだって、作り手の数だけ個性があると思いますが。 土産で乾麺買おうかと思ってたが、パスだな




ごちそうさまでした! 県庁所在地の幹線道路沿いと思えば、まぁこの価格になるのかな。
うどん、出汁、接客・・・予想を超えてくる要素が無かった。 見た目どおりの味。
あと、鉛筆みたいな細さの海老天は意味あんのかね。
この金があったら、次回は酒の肴のグレードを上げるわ。 鮮魚は全国トップクラスなのにね。
※ 体の2%前後が讃岐うどんで出来ている個人の感想です




メニューの性質上、出来上がるまでが長いし、客が食べ終わるまでも長い。
まあ、雪国だから事実上の煮込みうどん専門店として成立するんでしょうね。 高松だったら¥650だな。
ちょっと時間に追われてた身には評価の難しい一品でした。 富山駅




駅の南側には停められそうな場所は見当たらず。 北口から北へ200m程の所にある
セブンで飲み物買って、断って停めさせてもらったが・・・北口の目の前にローソンがあった orz




某巨大掲示板の富山民たち)
富山で鱒寿司を何種類も扱っているのは、
富山空港2F売店富山駅の「源」、同駅併設の「とやマルシェ」あたり。
道の駅にも、フラッと行ってみたら意外に人気どころが置いてある場合も。
鱒の厚さ、塩気、酢飯の酸味・・・店の数だけ個性がある。
お目当ての銘柄が無いなら、とやマルシェの店員に好みを伝えるのが無難。
ちなみに、地元民は滅多に食わないぞ




きときと=富山弁で「新鮮な」


【富山のうまいもん その5】 鱒寿司

富山県の郷土料理。駅弁としても知られ、鱒(サクラマス)を用いて発酵させずに酢で味付けした押し寿司(早ずし)の一種。
富山市内を中心に40ほどの業者があり、寿司の押し加減や酢の強弱、鱒の肉厚など多様。
元来、鱒寿司に使う鱒は神通川に遡上してきたサクラマスを使用していたが、現在では遡上する
サクラマスが少なくなったことと、需要が増えたことから主に外国産の鱒類、北海道産のものが使用されている。(ここまでwikipediaより)
昔の鱒寿司といえば、(日持ちさせる目的で)鱒の脂が抜かれてパサパサなのが当たり前だったが、今の主流はレア
旨味の強い昔ながらのものか、開けた時の鱒の光沢に感動するか、人それぞれ。
店によっては、中央はこってりの腹身、外側はあっさりの背中というように最後まで美味しく食べられるよう
使用する部位を変えている。 よって放射状に切ろう。




※ ここに置いてあるのは、いずれも富山ます寿し協同組合に加入(12店舗)している、富山市の店舗ですな。
  残りの店は、自店舗だけでやっていけるか、相手にされないレベルかのいずれかでしょう



「えっ、北海道のジンギスカンとか、香川のうどんみたいに定期的に食わないの?」
「食うのは誰かが買ってきたとき。 自分では買わない」
「どうでもいい人への義理で買う。自分では食わない」
「県外の人への土産として買う時に自分用も買う。あとは長距離移動時の駅弁として。それくらい」
「たまに貰うから食うが、同じ金額払って寿司でランチの方が安くて旨い」
「コンビニの鱒寿司おにぎりは、普通のおにぎりと同程度の頻度で食べる」

(なんでこんな言われようなんだ・・・価格か?)


「源(みなもと)」は鱒寿司の唯一の大手で、資本力が圧倒的。
ラーメンで例えるなら、源が8番ラーメンで、あとは個人のラーメン屋。
その昔は駅弁で鱒寿司って言ったら、ここのしか置いてなかったからね。
その頃からの地道なブランド作りに成功して、今や生産数は圧倒的。
地元民は源のをイマイチって言う人が多いけど、気にするな。
本当にイマイチなら、ここまで大きくなってないから。


いや、そこを北陸ローカルチェーンで例えられても分からんし・・・w
辛口なのは、こんな田舎で 財をなした事に対する妬み・やっかみですね、分かります




結局、源で2段モノ(¥2,900)と、燻製した鱒を使った「ますのいぶしすし」(¥1,350)を
クール便で実家に手配。





あ、自分のを買うの忘れてた・・・でも今晩は寿司だし、もういいや。
キャンプ場巡りを再開します。






【コラム】 鱒寿司と、讃岐うどん

富山県と、香川県

どちらも人口ざっくり100万人、食についてはキラーコンテンツがある。
ここでは讃岐うどんにハマっていた者として、その名産を比較しながら考えてみようかと。
オチも何も無いので、以下は暇な方だけどうぞ。

・時代によって、変わっていった

鱒寿司
昔:地物のサクラマスを使用、脂サラサラ。 日持ちさせる為に、ペラペラの身を酢で〆てパサパサ。その代わりに旨味が凝縮。
今:脂の乗った海外産の鱒類を、ほぼレアのまま押し寿司に。 見た目が良く、昨今の回転寿司でのサーモン人気もあり主流となる。

オススメとして、ググったらよく名前が出てくる鱒寿司店を20店ほど調べたのですが、
【レア系】味よし、青山、川上、前留、吉田屋、まつ川、なかの屋、扇一、笹義、源、大辻、魚づ、植万、ヒロ助
【昔ながら系】千歳、元祖せきの屋、高田屋、元祖関野屋、高芳
【中間?】今井商店
こんな感じに捉えてます。やはりレア系が主流ですね。 上記店舗はマイマップに登録したのでご参考まで

ちなみに、今回送った源の鱒寿司を食った親父は
「昔(40年前)出張で食った鱒寿司は、鱒を干してから酢で戻して、その酢も酢飯に使っとったから旨味が全然違う。
こういう只の生の鱒もこれはこれで美味いが、昔の方のが間違いなく美味い」
とのこと。
只の思い出補正じゃないのかと思ってたが、どうやら昔ながらのを好む地元民も多いようで。

讃岐うどん
昔:降水量が年間通じて少なく、水はけの良い扇状地。 その条件故に、米作よりも小麦の栽培が広がる。
本当は銀シャリが食べたいのだろうが・・・仕方なく?食べていた郷土料理。
今:大阪万博をきっかけに讃岐うどんブームが起き、1970年代にオーストラリアから
うどんにして茹でてからの劣化が遅い小麦(ASW)が国内に出回り始める。 讃岐うどん知名度をを全国区に広げた立役者。

・過当競争

人口が同じでも、鱒寿司は40軒、讃岐うどんは800軒

・名店?

ネットで調べても、(例)「扇一! せきの屋! 今井!」 程度の列挙しかできませんからね。(もちろん自分含む)
それって、「バカ一! おか泉! 山越!」 って言ってるのと同じだと思うんですよ。
どちらも地元の人は「もっと美味しい店があるのに・・・」と生温かい目で見てるんでしょうね。
外から見れば「鱒寿司」で一くくりですが、食べ歩けば自分の口に合う・合わないは出てくるでしょう。
機会があれば、食べ比べしたいですね。 1/8切れずつ、好きに選んで購入できるイベントでもあればいいのに・・・